ECサイト制作の手順
- 2021.10.20
- ホームページ制作
ECサイトには2つのタイプがあります。
ECサイトには、楽天市場などのモール型、自社で構築する自社ECサイトの2種類があります。
住宅でたとえるなら、注文住宅か建売の違いです。
注文住宅が自社ECサイト、建売がモール型と言えます。
それぞれ制作方法が異なります。
自社ECサイト:自社ショップの立ち上げ方
自社ECサイトとは、自分のネットショップを構築する方法です。
必要なシステムをレンタルするASP型やオープンソースのコードを利用して構築する方法、ECパッケージを購入する方法、すべて自社で一から構築する方法があります。
自社ECサイトの特徴は、カスタマイズが比較的容易なことです。
必要な機能を追加したり、柔軟に調整することが容易です。
デメリットは、モール型のサイトに比べて作成にコストと時間がかかることです。
メリットは固定費の削減や集客、宣伝などを自由に行うことができます。また、サイトのデザインなどに制限がないためお店のブランディングができる。
モール型:楽天市場やAmazonなどに出店することをいいます。
モールとは、インターネット上のショッピングモールのようなもので、様々なお店が出店しています。
モール型のメリットは、ある程度の集客が見込めることと、すでにECシステムが構築されているため、比較的簡単かつスピーディに出店できることです。
しかし、出店費用や手数料がかかることや、カスタマイズがほとんどできないことなどのデメリットもあります。また、多くの店舗が出店しているモール型では、価格競争に巻き込まれる可能性もあります。
ECサイトの制作立ち上げのフロー
モール型店舗の場合、各モールでは出店の手順が明確に定められているので、流れに沿って登録をすすめていけば問題ありません。
①コンセプト
どのようなサイトを作りたいのか、ECサイトの基盤となるものを決めます。
②要件定義
必要な機能やシステムを選びます。
例えば、ギフト対応など。
③プラットフォームの選定
コンセプトや必要な機能などの要件が決まれば、それを実現するためのECプラットフォームを選定します。
モール型か自社ECサイトか
(APS型、オープンソース型、パッケージ型、フルスクラッチ型(全て自社制作)など
④決済の種類を選ぶ。
クレジットカード、各社の電子マネー、交通系電子マネーなど、コンビニエンスストアでの支払い。
多くの支払い方法から選択できることが非常に重要です。
⑤サイトデザイン
サイトデザインの見た目も重要です。目的やコンセプトに沿ったECサイトを作ることが大切です。
ユーザー目線でわかりやすく、安心して利用できるサイトを作りましょう。
⑥商品登録
サイトデザインが完成したら、販売する商品の登録を行います。
あらかじめ、商品の画像や説明文のデータを作成しておきます。登録する商品数が多い場合は、CSVデータを利用するとスムーズに一括登録できます。
また、送料や特商法なども登録します。
⑦テスト注文
ECサイトの運用準備が整ったら、サイトをオープンする前に「テスト注文」を行います。
これは、受注・決済・送料計算・配送などのデータ処理が正しく行われていることを確認するためです。
⑧オープン
テスト注文が正常に完了すると、サイトをオープンします。
自社ECサイトを構築している場合、ユーザーはすぐには訪れません。
必ずSNSやメールなどで事前に告知しておきましょう。
実際に運用してみると様々な問題がおきますので、継続的に改善していくことが大切です。
自社ECサイトとモール型ECサイト、結局どちらがおすすめ?
初めてネットショップを立ち上げる場合、自社のECサイトを立ち上げる前に、モールのECサイトに出店してノウハウを蓄積するという方法もあります。
一般的にモールに向いている商品は、人気商品や競合が多い消耗品です。
また、自社ブランド商品や専門性の高い商品を扱う場合は、自社ECサイトの方が適しています。
自社ECサイトとモール型ECサイトにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いとは一概に言えません。両者の違いを把握した上で、自社に合ったECサイトの運用を検討してみてはいかがでしょうか。
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