SEO対策のここ15年ぐらいの変遷など

SEO対策のここ15年ぐらいの変遷など

SEO対策という言葉も今ではWEBの仕事をしていなくても知っている人はかなり多いんじゃないでしょうか。一般の人でも会社のホームページがあったりすると検索で上位にあげてくれ、みていな業務も増えてくるでしょうし、もちろんそんな簡単に上位に上がれば苦労はしないのですが、普通の会社でもごくごく日常的に使われる言葉になってきたように思います。

また新しく起業した人は業務内容にかかわらずホームページを立ち上げることが多いはずです。そうなれば自然とSEO対策もやっていかないといけないため、自然と耳にする機会も出てくるでしょう。

そんなSEO対策ですが、ここ20年ぐらいでかなり大きく変化しました。今思えば10年、15年ぐらい前なら簡単に上位表示ができるようなシンプルなアルゴリズムだったのかもしれません。それが今ではせっかくクローラーが来てもインデックスさえしてくれないような厳しい状況にさえなっているとも言われています。

ということでSEO対策のここ15年ぐらいを少し振り返ってみましょう。

2000年代前半~2005年頃

この頃はGoogleのページランクという指標がグーグルツールバーについていて、これでそのWEBサイトのドメインパワーを測るというようなものでした。

もちろんページランクが高いからと言って必ずしも順位が上位に表示されるわけではありませんが、被リンクの数や被リンク元サイトのページランクによって算出されており、みんながこぞってページランクを上げるための施策をしていました。だいたいページランク3が普通レベルぐらいで、ページランク4になるとちょっと高めのイメージ、5以上はかなり難易度が高いと言った感じでした。

SEO対策としては相互リンクが主流でとにかくいろんなサイトに相互リンクを申し込みまくるというのが流行っていました。相互リンクさえしておけば、あとは勝手に上昇するような感じで、アフィリエイトサイトであってもかなりイージーゲームでした。

2006年頃~2010年代前半

この辺りはとにかく中古ドメインとサテライトサイト全盛期だったのではないでしょうか。大量に中古ドメインを購入して、IP分散サーバーで大量にサテライトサイトを作ってそこからリンクを貼るという施策でかなり順位を上げることが可能な時代でした。

またお金のかからない方法として無料ブログに大量に記事を入れて、被リンクを入れるという方法もありました。当時は無料ブログもたくさんあり、今ではサービスを終了したヤフーブログなど50や100以上のサービスはあったのではないでしょうか。

2014年~

この頃にいわゆるペンギンアップデートと呼ばれる外部リンクに対する一斉ペナルティがあり、かなり大量のサイトが順位を落としました。ただ同じころからネガティブSEO対策という、ライバルサイトに悪質な被リンクをつけて順位を落とすというやり方が横行したため、その後はGoogleの外部リンク対策についてのペナルティはあまり聞かなくなりました。

ただこの時期を境に外部リンクよりもコンテンツSEOや長文SEOという言葉が流行りだし、とにかく長文を書けば順位が上がるという流れに変わっていきました。これはこれでいろいろと問題があり、毎日のように長い記事を大量に投稿するという手法が流行り、大手サイトなどが大量にライターを雇いて一気にまとめサイトやキュレーションサイトが爆発的に増え始めました。

結局記事の信ぴょう性など様々な部分で社会問題となり、多くのキュレーションメディアが数年後には姿を消しました。

2018年頃~

いわゆる健康アップデートと読んでいる人も多いですが、YMYL領域のキーワードでは一般のサイトはもはや上位に表示させることはほぼ不可能な状態になってしまいました。他にも様々なアルゴリズムの変化がこの3年ぐらいで起こっており、今まで稼いでいた個人ブロガーのほとんどのサイトは上位表されなくなり、廃業したブロガーやアフィエイターも多いようです。2021年の今現在もグーグルのアルゴリズムは日々進化、というより日々厳しくなっており、個人のサイトが上位表示するのはかなり困難な状況になっていると言えるでしょう。

SEO対策で大切なこと

私が考える、SEO対策で一番大切だと思うことはタイトルのキーワードを考えることだと思います。キーワードは、読者として記事を読む際、一番初めに考えること、興味を持つことだと思います。

私であったら、サッカーが大好きなのでまずは「サッカー」をキーワードとしてそこから色々な角度に派生していきます。SEOにおいては、検索意図を満たしているかどうか、読者の知りたいことが記事にしっかりと書かれているかも評価の基準になります。私は、現在のトレンドに合わせたキーワードを日々調べて、それに合わせた記事作りを意識しています。

トレンドワードは今一番検索されているワードのことで読者のことをより一層引きつけます。いくつかの記事で検索結果の上位を獲得していくと、信頼性の高いサイトと検索エンジンに認識され、他の記事においても検索上位を獲得できる可能性が高くなります。

キーワードにも収益化しやすいものとそうでないものがあると思います。上記で記したトレンドワードは収益化に近いと思います。自分の使っている商品や、おすすめしたい商品は信頼性が必要になってきます。

読者の行動を想起させるキーワードは購買意欲を引き立てます。その分、信頼を獲得するには記事の正確さ、信憑性、日々の積み重ねが必須となると思います。競合他者が多くなっているネット業界で信頼の獲得は成功への一歩となること間違いなしです。